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10.232023
ホームページやブログが改ざんされてしまう原因と対策
サイトが改ざんされる主な原因とその対策について
ウェブサイトの改ざんは、多くのオーナーや管理者にとって深刻な懸念事項となっています。改ざんされたサイトは、会社や店舗の信頼性を低下させるだけでなく、ユーザーのセキュリティも危険に晒します。その原因として、いくつかの典型的なシナリオが存在します。本記事では、それらの原因を詳しく探るとともに、それぞれの対策を紹介します。特に個人情報を扱っているサイトは注意が必要です。
古いソフトウェアやプラグインの使用
インターネット上には数多くのCMSが存在し、その中でもWordPress, Joomla, Drupalなどが人気を集めています。しかし、これらのソフトウェアや、関連するプラグイン、テーマが古いまま放置されると、それらの脆弱性を攻撃者に利用される可能性が高まります。
対策: CMSやプラグインのアップデートは定期的に行うべきです。新しいバージョンにはセキュリティ上の問題が修正されていることが多いため、最新の状態を維持することで安全性を高めることができます。また、WordPressのプラグインは出来るだけWordPress公式のプラグインを利用すべきです。公式以外のプラグインを購入する場合は慎重に検討してください。プラグインの販売者や制作者自体に悪意はなくともセキュリティチェックが甘く、脆弱性を突かれる可能性が高い場合も少なからずあります。
弱いパスワードの使用
パスワードが弱いと、ブルートフォース攻撃などで容易にアカウントが乗っ取られるリスクが増大します。特に「111111」や「123456」などの単純なものは避けるべきです。管理画面へのアクセスに煩わしさは感じますがログイン画面に画像認識を追加するプラグイン(例、Captcha by BestWebSoft、SiteGuard WP Plugin)をインストールして不正ログインを防止するのも有効です。
対策: 強固なパスワードを使用することが基本です。大文字、小文字、数字、特殊文字を組み合わせた8文字以上のパスワードを推奨します。また、複数のサービスで同じパスワードを使用しないことも重要です。
不適切なファイル権限
サーバー上のファイルやディレクトリの権限が適切でない場合、外部からの不正な書き込みが許可される可能性があります。
対策: ファイルのアクセス権限を適切に設定することで、不正な書き込みを防ぐことができます。特に書き込み権限は、必要最低限の場所にのみ設定するよう注意が必要です。
未知の脆弱性
インターネット上のサービスやソフトウェアは、常に新しい脆弱性が発見される可能性があります。これらの脆弱性が公開されると、攻撃者がその情報を利用して攻撃を仕掛けることが考えられます。
対策: セキュリティ関連の情報を定期的にチェックし、新しい脆弱性に迅速に対応することが求められます。必要に応じて、セキュリティ専門家に相談することも考慮すると良いでしょう。
社内のセキュリティ意識の不足
セキュリティの脅威は外部だけでなく、社内からも生じる可能性があります。従業員のミスや不注意、または故意の内部攻撃が原因となることも考えられます。あまり従業員を疑うべきではありませんがスタッフが辞めたときはパスワードを変更した方が無難です。実際過去にあった事例で喧嘩をして辞めた従業員がこっそり電話番号やメールフォームの受信先のメールアドレスを変えてしまった例があります。電話番号の改ざんもブラウザやスマートフォン上からの見える番号はそのままですが、実際にスマートフォンで電話を掛けると別の番号に繋がるようにhtmlタグを書き換えられしまいました。メールフォームも見た目は同じですから違和感はありません。顧客にメールを送ったのに返事がないと言われるまで気付かなかったそうです。犯人を特定しませんでしたが思い当たる節は上司と喧嘩をして辞めた従業員の可能性が極めて大きかったです。
しかしながらこの会社は警察に被害届を提出しませんでした。被害届を出してそのことが新聞やテレビニュースになることを同社では恐れました。セキュリティ対策の認識が甘い会社であると社会的に見なされれば顧客離れはもちろんのこと、銀行や決済代行会社との関係にも懸念されます。幸いにも個人情報やクレジットカードの不正利用があったわけではなくサイトの改ざんだけであったのでサイトの修復し、セキュリティ対策を見直してこの件は終わりにしましたがこういったリスクも現実に存在することは忘れなりません。
対策: 従業員向けのセキュリティ研修や教育を定期的に実施することで、社内のセキュリティ意識を向上させることが可能です。アクセス情報やパスワードを保存したUSBメモリを持ち歩かず、決められたパソコン以外からの管理画面へのアクセスは禁止する。ネットカフェなど、不特定多数が利用する公衆無線LANからの管理画面へのアクセスは絶対にしないようにします。特定のIPアドレス以外からのアクセス禁止も有効な手段です。IPを制限することができるWordPressプラグインは「IP Geo Block」があります。
まとめ
ウェブサイトの改ざんは、様々な原因に起因する可能性があります。正直いたちごっこです。対策をしてもまた何かしらの脆弱性をつき不正アクセスを繰り返す。しかし、基本的なセキュリティ対策をしっかりと実施することで、そのリスクは大きく低減することができます。サイトのセキュリティは日々の注意と継続的な努力が求められます。WordPress救急隊はサイトの安心安全を全力でお守りいたします。詳細や具体的なサービスに関しては、お気軽にお問い合わせください。
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