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2.282024
【2024年2月最新版】WordPress 保存に失敗しましたの対処法
ここ数週間で書いた記事や画像が保存できないとのトラブルがかなりWordPress救急隊に寄せられています。
WordPressで記事が保存できない、または公開できないトラブルについては、いくつかの原因が考えられます。主に「更新に失敗しました」や「公開に失敗しました」といったエラーメッセージが表示される問題について、以下のステップで解決できる可能性があります。
インターネット接続とサイトURLの確認: インターネット接続が切断されている、またはWordPressのサイトURL設定が正しくない場合にこの問題が発生することがあります。
REST APIのステータス確認: WordPressのブロックエディターはREST APIを使用して記事を作成、保存、公開しています。REST API(詳細は下記参照)がブロックされている場合、これらの機能が正常に動作しない可能性があります。Tools > Site Healthに移動してREST APIの状態を確認してください。
プラグインの無効化: 特定のプラグインがREST APIの動作を妨げている可能性があります。全てのプラグインを無効化し、問題が解消されるかどうかを確認してください。その後、一つずつプラグインを有効化して、問題の原因となっているプラグインを特定してください。
ファイアウォールサービスの確認: ウェブサイトのファイアウォールサービス(例: SucuriやCloudflare)がREST APIリクエストをブロックしている可能性があります。ファイアウォールの設定を確認し、必要に応じてREST APIリクエストを許可してください。
デバッグモードの有効化: WordPressのデバッグモードを有効にして、エラーログを確認し、REST API接続の問題を引き起こしている可能性のある他の問題を探してください。
クラシックエディターの一時的な使用: ブロックエディターで問題が解決するまで、クラシックエディタープラグインを一時的に使用することも一つの解決策です。
サポートの依頼: 上記の手順で問題が解決しない場合、ホスティングプロバイダーに連絡するか、WordPress.orgのフォーラムやWPBeginner Facebook Groupなどでサポートを求めてください。
これらのステップを試しても問題が解決しない場合は、プラグインの競合や最近のアップデート(例えば、Gutenberg 15.1.0へのアップデート後に問題が発生したとの報告があります)が原因である可能性があります。プラグインを一時的に無効にする、または以前のバージョンに戻すことで問題が解消するかどうかを試してみてください。
REST APIとは
REST API(Representational State Transfer Application Programming Interface)は、異なるコンピュータシステム間で情報をやり取りするための一連の定義された規則と手順です。Web上でのデータの交換やウェブサービスの構築に広く用いられています。RESTはインターネット上のリソースを効率的に操作するためのアーキテクチャスタイルを提供し、その操作には主にHTTPメソッド(GET、POST、PUT、DELETEなど)が使用されます。
特徴
ステートレス性: サーバーはクライアントからのリクエスト間で状態(セッション情報など)を保持しません。各リクエストは独立しており、必要なすべての情報を含んでいる必要があります。
キャッシュ可能性: クライアントはレスポンスをキャッシュすることができ、効率的なインタラクションが可能になります。
一様なインターフェース: REST APIは一貫したインターフェースを通じてリソースにアクセスするため、使いやすくなっています。
リソース指向: Web上のすべてのもの(文書、画像、サービスなど)はリソースとして扱われ、一意のURI(Uniform Resource Identifier)によって識別されます。
利用例
ウェブサイトのデータ連携: 異なるウェブサービス間でユーザーデータやコンテンツを共有する。
モバイルアプリケーション: サーバーからデータを取得したり、ユーザーが入力したデータをサーバーに送信する際に使用。
IoT(Internet of Things)デバイス: 様々なセンサーやデバイスからデータを収集、送信するために用いられます。
REST APIを利用することで、開発者は異なるプラットフォームや言語で書かれたアプリケーション間でスムーズにデータをやり取りできるようになります。そのため、Web開発において非常に重要な役割を担っています。